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アウォンガダム、モンスターバラマンディ 2008年2月

 
 


カズさんが釣り上げた85バラ
私が釣り上げた85バラ
キャットフィッシュ
ベイトフィッシュも豊富です
早朝のアウォンガダム
湖岸は牧場です
私が釣り上げた85バラ
カズさんの釣り上げたメーターバラ

朝、日本からやってきた釣友、カズさんとブリスベン空港で落ち合って、昼過ぎの便でグラッドストンへ。1時間ほどのフライトでグラッドストン上空に到着。

空から見下ろすグラッドス トンは、大きなプラントが点在し、鉱山の街だということが一目でわかる。沖合いにはいくつものタンカーが鉱材の積み込みのために停泊している。後でガイドのジョニーに確認したら、ヨーク半島のウエイパからボーキサイトを搬入し、アルミに精錬して積み出しているとのこと。それに、内陸部の炭鉱から石炭を運んできて、ここで、各国のタンカーに振り分けるとのことだった。

アウォンガダムは市内から車で30分程度の近距離で、湖自体は、それほど大きなものではなく、機内から眺めていると、それらしい水源が目に留まる。

このところ、このクィーンズランド州中央部の内陸部で、大きな洪水がたびたび発生し、コンディションが気になるところだったが、空から眺める川や湖の色は、思っていたほど濁りもないようで、まずは、一安心。(と、思っていたら、現地に着いて、かなりの濁りだった。)

着陸して、荷物を受け取り、迎えに来ていたガイドのジョニーと落ち合う。電話での会話の印象どおり、温厚そうな田舎の好青年といった感じ。年齢は32歳だったと思う。挨拶もそこそこに、レンタカーを借りて、ボートを牽引するジョニーの先導で、アウォンガダムに直行する。

ボートランプの手前の高台から、ダムを一望する。湖面は風で波立ち、機内からの眺めとは違って、濁りがかなりきつい。ダムにしてはかなりの濁りで、これでは釣りにならないだろうと思われるほど 。ジョニーに確認したら、「これくらいの濁りがあったほうが、魚の警戒感が取れて、釣りやすいよ。」、という返事。

多少のセールストークはあるにせよ、そのまま鵜呑 みのはできないような濁りだった。

とりあえず、ボートを下ろし、風上側の湖岸にボートを走らせ、波のないシャローバンクで、さっそく、スタートフィッシング。時間は午後3時。そこから延々夜の8時まで、ひたすらキャスティングを繰り返すが、ノーバイト、ノーフィッシュ。

これ以上続けると、夕飯を食べ損ねるので、ひたすらキャスティングを続けるカズさんを説得して、納竿。しかし、このカズさん、前回、野池のバラマンディーを釣りに出かけてたときも、一人で深夜までキャスティングしてメーターオーバーのバラマンディをしとめた人物で、大物に対する執着心には、いつも感心させられる。

本来の予定だと、2日目は、午後に別の予約が入っているということだったので、午前中、朝早くスタートして正午、ストップフィッシングだったのが、午後の予約が キャンセルになったとかで、午前の予定を午後に変えてもらうことにする。このときの潮周りは満月の大潮だったので、「満月の夜」に何かを期待して、午後スター トで、何かが起きるかもしれない(?)夜まで、再度、同じ時間帯で釣ることに決定。

それに、お互い前日は朝が早く、あまり寝ていなかったので、朝寝を決め込むことに。

翌日は9時頃、目を覚まし、観光も兼ねて、市内中心部へ朝食を取りに出かける。

市内のメインストリートを、おっさん2人でぶらつくが、ほんと何もない、静かな田舎 町。途中、釣具屋をみつけ、中を覗く。

やはり地元のアングラーに確認するのが一番だと思い、店員のお兄さんに「アウォンガダムでのお薦めルアーは?」、と聞くと「ラパラのエックスラップがいいよ。」と言う返事。ラパラコーナーにもたくさんのエックスラップがディスプレイしてあった。事前の電話で、ジョニーが「スローフローティングのミノーがいいよ。」と言っていたので、なにげにケアンズでエックスラップを既に購入済みで、ここではハルコのポッパーを購入。

その後、ようやく1軒、カフェがオープンしているのを発見して、そこで朝食を済ませる。

待ち合わせの午後1時、ジョニーとモーテルで落ち合ってダムへ移動。

2日目は太陽も顔を出し、風もかなり落ち着いてる。ジョニーのプランだと大きなバラマンディは深みに沈んでいるようなので、トローリングかジグヘッドで深みを狙いたいというアドバイス。さすがにトローリングは避けたかったので、ジグヘッドを使って深みを攻める。

それでも、ノーバイト。結局、私もカズさんもジグヘッドは嫌いだという結論になり、初日と同じように、シャローバンクへのキャスティング中心の組み立てに変更。

最初にルアーを咥えて上がってきたのは、ナマズ。ま、釣れないよりはいいだろうと思いつつキャスティングを繰り返すと、ようやくカズさんにバラマンディが。でもサイズは70センチ程度。その直後に私も同サイズのバラマンディを加えて、いよいよ快進撃か?、なんて思ってはみたものの、その後、またも沈黙。

結局、この日も大型のバラマンディは釣れず、8時過ぎに納竿。必死で粘ろうとするカズさんをこの日も説得して、ぎりぎり夕飯にありつける時間にモーテルへ戻る。

 翌日は、午後5時の最終便でブリスベンに戻るスケジュールで、後がない。ジョニーに相談したら、日の出前のスタートを快諾してくれた。このため、昼食用のサンドイッチの材料も購入して、明日に備えるべく、早めに就寝。

翌朝は、早朝4時に起床。

荷物を全部まとめ、予定の時間に迎えに来てくれたジョニーと一緒にダムへ直行。まだ日の出前で、あたりが暗い内にボートランプを出発。この日は全くの無風で、快晴 。このぶんなら日中、水温も上昇して、ある程度の釣果があるだろうと期待する。日の出前、ようやく辺りが明るくなり始めた頃に、カズさんにバイトあり。でも上がってきたのは70センチ程度のバラマンディ。

その後、午前中10時頃、なんの変哲もないシャローバンクのウィードの中から、ようやくアウォンガらいしバラマンディの姿を目にする。

私が、何気にリトリーブを繰り返していると、「コンッ」という微妙な当り。魚かどうか、確認 するためにラインを素早く巻き取りながらロッドをスーッと引いてみると、ググッという確かな手ごたえ。サイズはわからないまま、ロッドをさらに引いて、ラインを回収しようとしたとたん、20メートル程先で、水面を割って、モンスターバラマンディがジャンプした。ラインが緩まないよう、回収しようとしたが、時、既に遅く、ルアーが口元から弾かれて、弧を描いて飛んでいった。

メーターオーバーは確実な、いいサイズのバラマンディだった。

その後、入り口が風上側に大きく開いている湾の最奥で、爆釣が始まる。

手始めはカズさんの85センチのバラマンディ。そのすぐ後、またカズさんが、同じポイントで同サイズのバラマンディに遊ばれる。次は、私が同サイズのバラマンディを立て続けに2匹釣り上げる。

ポイントを休ませる為、1時間ほど、他の場所で過ごす。そこでもカズさん、かなりいいサイズのバラマンディをフッキングしたが、ジャンプされ、エラ洗いで80ポンドリーダを簡単に切られてしまう。

元の場所に戻り、私が87センチを1匹追加。最後の最後に、カズさんがメータークラスを加えて、納竿。

湖を出たのは、ブリスベン行きの最終便が出発する1時間前。かなり慌てながら、飛行機に乗る支度をして、どうにか、フライトに間に合った。




 アウォンガダムの大物バラマンディって、当りが、ものすごく微妙で「コンッ!?」といった感じでしか伝わってこない。たぶんベイトフィッシュが豊富で、決まった時間帯にしか捕食せず、釣れたバラマンディーの殆どが反射食いだったからだろうと思う。針掛かりも、テールのトリプルフックがかろうじて口に引っかかっている状態とか、顔の外側にフッキングした魚ばかりで、ルアーがしっかり口の中に針掛かりしたものは殆どなかった。そのぶん、一投毎に、その繊細な当りを確認しながら投げないと、なかなかフッキングしないように思う。

当りがあっても、それと気付かず、ルアーアクションを続けて居ては、簡単にルアーを弾かれてしまう 。その辺りが、このアウォンガダムでのモンスターバラマンディフィッシングの面白さかもしれない。

「スローフローティングのルアーの場合、ポーズは4秒、サスペンドで深場を探る場合は7秒~8秒が基本だよ。」とジョニーが勧める。最初は、「そのポーズ、長すぎるだろ。」と思いつつ、半信半疑でやってみたが、これが、意外と大物バラマンディには効果的だった。ブリスベンの近くの野池でメータークラスのバラマンディを釣ったときは、ごくごく普通のアクションで充分バイトしたのに、何が原因でこうなるか、よくわからない。でも、サイズが大きくなればなるほど、このメソッドが効果的なように思う。

バラマンディファームなどで、ルアーに慣れてしまったバラマンディは、ルアーと一定の距離を保ちながら、ルアーの後を着いてくることが殆どで、バイトにはなかなか結びつかない。この「そのポーズ、長すぎるだろ」メソッドで、なるべくルアーを魚に見せて、興味を失わせない為なのかと思うが、もう少し釣ってみないことには、この答に確信が持てない。

ダムには、あまり立ち枯れの木も多くなく、他のダムに較べれば、キャスティングの精度も必要ないので、その辺りに気をつければ、かなりの確率でメーターオーバーのバラマンディが釣れるように思う。ポイントはシャローフラットなので、なるべく遠投できるようなタックルがいいように思う。そういった点では、スピニングロッドの方がいいかもしれない。