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バラマンディフィッシングスタート 2001年3月


今年の3月は驚くばかりの天候で、私がケアンズに住んだ7年間で最も雨の少ない年になってしまった。

明日は雨か、明日は雨かと思いながら、結局のところ雨の降った日は驚くばかりの少なさで、しかも3月中旬から下旬にかけては殆ど晴天続きで、雨季が終わってしまったのかと思 わせるような天候。

通常、雨季の間は悶々と過ごさなければならない地元アングラー達も、雨を心配してか、週末ごとに訪れる強烈な日差しのなかで、少ないチャンスをものにしようと、ボートランプは毎週末賑わっていた。

私も時間をやりくりして、晴天の続く週末に、海岸部のバラマンディフィッシングのスポットに何回か出かけてみた。雨が少なく、海も穏やかだったせいか透明度が抜群によく、バラマンディにはあまり向かないコンデションだったが、海岸部の地形が手にとるように解り、次回の釣行のためには大変参考になった。

雨季が明けて、水温が低くなり始める6月初旬までは、バラマンディもよく釣れる。


雨期明けの2ケ月は天候も安定し、絶好のバラシーズンである。

ケアンズの北、車で5時間程度走ったところにレイクフィールドナショナルパークという国立公園がある。

道路は未舗装で、雨季の最中は4駆でもアクセスできない場所だが、雨季が完全にあけて、レンジャーの入園許可がおりると、待ちかねたアングラーが車にアルミボートを乗せてクイーンズランド州の各地からバラマンディフィシングにやってくる。

宿泊施設は、国立公園内にいくつかあるキャンプ場になる。

自炊しながらのテント生活で、まさにアウトドアフィシングの名にふさわしい釣行である。雨季の間はこの国立公園全体が湿原となって、水の中に浸かってしまうのだが、乾期の到来とともに、湿原の水位が下がり始め、至る所にビラボーン(三日月湖)が現れる。このビラボーンに取り残されたバラマンディを狙い打ちするのである。

私はまだ行ったことはないが、話によると相当な数を釣り上げることが出来るらしい。4日程度の滞在で、一人3桁はクリアーできるという話も聞いたことがある。

オフロードに沿って、適当なビラボーンを釣りながら移動していくのである。マイボートを持たない私もどうにかして行ってみたいと思いながら、行ったことのあるフィッシングガイドに、オカッパリでも釣れるかどうか聞いてみた。答えは、全然問題なく釣れるらしいとのこと。ただ、オカッパリの場合の一番大きな問題は、クロコダイルのアタックからどう身をかわして、岸までたどり着けるかどうかだと言われて、オカッパリの釣行はあえなく断念した。

この辺りはクロコダイルも多く、魚を手で持ってリリースするとその魚にクロコダイルがアタックして来るので、ネットを使ってリリースしなければいけないと聞いたことがある。

それ以外にもヨーク半島の反対側西海岸の付け根にあるBURKETOWNという町では4月13日~15日までの間、ワールドバラマンディーフィッシングチャンピオンシップという盛大なトーナメントが行われる。

今年25回目の歴史のある大会であるが、誰でも参加できるし、エントリー部門も女性の部や、子供の部、あるいはチーム部門もあったりしてファミリーで楽しめるようなトーナメントになっている。

それでも、かなりの賞金が用意されていて、ちなみに最も大きなバラマンディを釣り上げると$2,500.00の賞金がプレゼントされる。

日本のフィッシングトーナメントというと、とかく上級者向けの、競技性の高いトーナメントばかりが目に付いてしまうが、こういったファミリーで楽しめるようなトーナメントがメジャーになってくれれば、底辺の拡大も図れるし、次の世代に環境保護やキャッチアンドリリースといった考えが自然に浸透していくのではと思っている。

でも、実際参加しているオージーのアングラー達は、そんなことは二の次で、ただただフィッシングを楽しみたいだけ、というのが本音でしょうね。きっと。

だってケアンズから10時間以上も車で走った内陸の町は、きっとフィッシング以外の娯楽などあまりないはずだもの。