トップページ  > 「バラマン爺の釣行記」  > やっぱり、釣り、最高!!  2000年4月     |  お問い合わせ |  お申し込み

やっぱり、釣り、最高!!  2000年4月

長かった雨季も、例年言われるように、4月の第3週のイースターホリデーまでには、終わったようだ。

とにかく、雨季が終わらないことには、水の濁りがなかなか取れず、GTフィッシングでも、水がきれいなところまで遠出を強いられるし、バラマンディーに関しては全くお手上げ状態。

4月19日、このところの晴天を受けて、今年初めてのプライベートの釣行に出かけた。

今年に入ってから、日本とケアンズを何度も往復し、なかなか釣りに出かける時間が取れず、タックルの手入れで、気を紛らわすという状態が3ヶ月以上続いた後での釣行である。しかも日本で仕入れてきた、まだ一度も使っていないルアーがタックルボックスの中に眠ったままだ。

この3ヶ月間の思いの丈を、この日に爆発だ!!!。

こういう日は、朝、目覚ましがなくても自然と目がさめるらしい。隣で大の字になって寝ているカミさんを尻目に、いそいそと支度をし、待ち合わせ場所へ。さっそく、今日のスポット、マルグレーブリバーに直行。

ボートランプでボートを下ろし、取りあえずマルグレーブリバーとラッセルリバーの合流部へボートをすすめる。雲一つ無い快晴で、日差しも雨季前ほどには強烈ではなく、風も心地よい。釣りを始める前から自然と笑みがこぼれてしまう。オッサン二人、小さなディンギーに乗って、なにやらにやにやしながらボートを走らせている光景はどうにもしまらない光景である。

2つの川の合流部についた頃は、ちょうど満潮の潮止まり。

この日は、GTやクイーンフィッシュの青物がメインターゲット。ラッセルリバーの少し上手のバンクか河口部のバンクが青物のベストスポットで、スケーティングポッパーをキャスティングするつもりでいた。

ラッセルリバーからの水は、満潮で海水がかなり入り込んでいるにもかかわらずかなりの濁りがあり、しかも水面はほとんど真水である。青物もこれでは川の中まで入ってこられないだろうと判断し、河口部のバンクから攻めることにする。

河口部ではすでに、キールン(ケアンズのフィッシングガイドの1人)がお客様を釣れてフィッシングをしていた。

状況を聞くと、ついさっきメターオーバーのクイーンフィッシュがチェイスしてきたところだという。そうと聞いて、まずはこのバンクでクイーンフィッシュを狙うことに。

ボートを風上に移動させ、エンジンを止め、風に流しながら、キャスティング。10投ほどしたところで、私のルアーに「ガツン」と来た。走りからしてクイーンフィッシュだ。

ジャンプ。

「ウォー!!。デカイッ!!」。走る、走る。またジャンプ。この感触、この感触。「ウーッ、いいぞ、いいぞ。」。「ウォー、またジャンプ。」。3、4回ジャンプして、手前まで寄せてくる。自然と顔がほころんでしまう。

が、いよいよランディングだ、と思ったその瞬間、目の前でフッとルアーが口からはずれた。

「・・・・・。ウーーー。クソー。エーー。クーーーー。」。

こうなったら次のを狙うしかない。「キャスティングッ、キャスティングッ。」。

気を取り直して、キャスティングを始めるとすぐに友人のロッドに来た。ジャンプ!。今度もメーターオーバーだ。

なにせ船が小さく、二人が2本ずつロッドを持ちこんでいるので、魚に合わせてボートの中で動き回っていると、荷物を踏んだり、置いてあるロッドのルアーがズボンにひっかかったりで大変である。

ようやく船の近くまで魚を引き寄せ、リーダーをつかんで、ハンドランディング。

「ウワーーッ。デッカーー。完全にメターオーバーだ。」。

すぐに写真を撮り、リリース。かなり船が流されたので、また風上に戻ってキャスティング。

結局この後、4回ほどボートを流して私もメターオーバーを2匹釣り上げた。

しかし、このクラスになるとそのパワーは凄い。ふたりともPEの30ポンドクラスラインをバラマンディー用に用意していたのだが、クイーンフィシュがフッキングした直後のダッシュでは、ドラッグが全く効かず、ラインが全部持っていかれるのではないかと思ってヒヤッとした。

いくら小さな2人乗りのディンギーとはいえ、大人2人を乗せてボートごと引っ張ってしまうパワーには全くお手上げであった。しかも水深1メートル程度までは寄せられても、そこから先は全くびくともしない。

ダッシュとランニングのパワーが強く、多少強引でも、短時間に勝負を決めてしまわないと、途中でフックがはずれてしまう。

1回目のバラシのあとで、即効で勝負したほうがいいだろうと判断したが、パワーが強く、思い通りにいかない。それでも、30ポンドのPEラインを組んできたのが幸いした。

今回のタックルは、6フィート弱のバラマンディーロッドにABUベイトリール5600、30ポンドPEラインに40ポンドのフロロカーボンリーダー、ルアーはアイルマグネットのスケーティングポッパー。

とはいっても、ルアー以外は標準的なバラマンディータックルである。

このメーターオーバーのクイーンフィッシュを本格的に狙うなら、多少硬めで、ある程度長さのあるシーバス用のロッドにスピニングリールという組み合わせがいいように思う。

この日の釣果は、結局、メターオーバーのクイーンフィシュ3匹、バラマンディー1匹、ターポン2匹であった。

いやあ、やっぱり釣りは最高だ。

このメータークラスのクイーンフィッシュ、例年7月末から8月上旬にかけて、大きな群れでマルグレーブリバーの奥のほうまで入ってくることがある。

この群れにあたるとほとんど入れ食い状態になるらしいが、私はまだその群れには当たったことはない。

みなさん、我こそはとお思いの方は、その強運を試してみます?。