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バラマンディフィッシングのテクニック 1999年8月

今回は、僭越ながら、私、「バラマン爺」が、短いながらも、今まで経験した数々の失敗を元に、バラマンディフィッシングのテクニックについて、みなさんに御教示したいと思います。今まで数限りない失敗を経験しておりますので、サルよりは多少反省する部分も多いだろうと自負しておりますので、これが、みなさんのバラマンディフィッシングのお役に立つものと思っております。

もし、「書いてあること、ぜんぜん違う!!」と思った方は、申し訳ありませんが、ご自身で反省してくださいな。私は、なんの責任も取りませんので。あしからず。
 

キャスティングの正確さ

みなさんご存知のように、バラマンディはマングローブの生い茂る汽水域に生息する魚です。特に日中は暗いところを好み、マングローブの倒木の陰や、海岸部の岩場の影に身を隠しています。

ルアーフィッシングの場合通常、ボートをマングローブの脇から3~5メートル程離し、エレキモーターでゆっくりと移動しながらポイントにキャスティングして行きます。

バラマンディは射程距離に入らないと全く動こうとしませんから、いかに正確にルアーをバラマンディの射程距離にプレゼンテーションするかがポイントになってくるわけです。

マングローブの倒木は、岸に根を残したまま川の中に向かって倒れている場合が多く、細い枝が手前にあって、太い幹がその奥に続いています。

通常はその太い幹の部分に隠れている場合が多く、そこにルアーをキャスティングするとなると、手前の細い枝の隙間を縫うようにして、その奥までルアーをキャスティングしなければなりません。

枝に引っ掛かるのを恐れて手前にキャスティングしていれば、まったくバラマンディのアタックは望めませんし、反対に枝に引っ掛けてしまえば、そのポイントを諦めるのを覚悟して、ルアーの回収をしなければならなくなります。

実をいえば、私がルアーフィッシングを始めた頃は、よく庭にバケツを置いてキャスティングの練習をしました(実はいまでも時々やっています。)。

バラマンディのルアーフィッシングが面白い点は、このキャスティングの正確さが要求される点かと思います。 狙った場所に上手くキャスティングできたとき、それがタイトなポイントであればあるほど、私の頭の中では、次の瞬間にモンスターがルアーめがけて躍り上がってくる光景がイメージされるというわけです。  
 

バラマンディ用ルアー

バラマンディ用のルアーはフローティングルアーに限ります。シンキングルアーでは動きが速すぎて、バラマンディには不向きです。それにマングローブ域や、岩場等が主なスポットですから、シンキングルアーだと、ストラクチャーにルアーを引っ掛ける結果となり、釣りになりません。

基本的にはそのスポットの深度と探る距離に合わせシャローミノー、サスペンドミノー、シャッド系のミディアムダイバー、ディープダイバー、それに活性が高いときに使えるトップウォータールアーがあれば、言うこと無しです。

私の場合はボマーのロングA(ゴールド)かラパラのハスキージャーク(ブラック×オレンジ)を使っています。マングローブ域の倒木を探るような場合は、細かなアクションが取れるように、ミディアムダイバーかディープダイバーを使用しています。残念ながらこのタイプのルアーでは日本製で、これはという物には巡り合ったことがありません。どれもオーストラリア製です。

カラーはアピール系が基本です。ゴールドかシルバーが一番かと思います。あまりナチュラル系でいい思いをしたことはありません。
 

ルアーアクション

ルアーアクションについていえば、いかに定位置で多くのアクションをつけるかということにつきます。

手首の返しだけでロッドティップをチョンチョンと動かすようにして、ゆっくりとトゥイッチングします。 時々ポーズを取ってやるのも良いでしょう。

バラマンディ用のルアーはフローティングに限りますから、手の動きを止めてやると、ルアーが自然にポーズ状態になります。

このやり方は水中の障害物を回避するのにも使われます。バラマンディは中層、あるいは水底に居ますから、なるべく水底近くでルアーを泳がせるようにするのですが、水中にマングローブの枝がある場合には、アクションを止めてやれば、フローティングミノーが浮いてくるというわけです。

そして回避し終わったら再びリーリングを開始してルアーを再び底近くに戻します。 こうすることで水中のルアーがまるで生き物のようにストラクチャーの周りを泳ぎ回るということになります。

シーバス用のシンキングミノーを持参される方が多いのですが、シンキングだと水中のストラクチャーが回避できずにロストしてしまうか、回避するためにアクションが単調になってしまうでしょう。
 

フッキング

バラマンディのアタリは突然、ドスッという感じで来ます。その時は決してあわせをいれず、そのまま同じ調子でリーリングを続けます。

バラマンディーには歯がなく、餌は水と一緒に一気に飲みこんで、鰓から水だけ吐き出します。 ちょうど「パッ」と発音するときに、息を吐き出さないで、吸い込むようにしてみて下さい。 それと同じやり方でバラマンディーは餌を捕食します。

ですから当たりがあった瞬間にアワセをいれると、バラマンディが口を閉じる前に、ルアーを口から引き出してしまう結果となります。

アタリがあってもルアーを持っていかれるまで、平常心でそのままアクションを続けることです。 そうすれば一度アタックに失敗した場合でも、バラマンディはそのままルアーを追いかけて、最終的にフッキングにつながります。

一旦フッキングしたバラマンディは最初猛然とダッシュします。

その次には頭を振りながらジャンプし、フックをはずそうとします。その時はラインにたるみをださないようにくれぐれも気を付けてください。

そうはいってもあまり強引にテンションを掛けすぎると、頭をふった瞬間にフックが延びきってしまうようなことも起こり得ます。そのためにはある程度しなりのあるロッドを使用したほうがいいように思います。

バラマンディの場合、口の奥深くでフッキングすることは少ないようですから、慎重にやりとりして、手元まで寄せてきて下さい。
 

ゲームフィッシングの対象魚としてのバラマンディ

以上のように、バラマンディフィッシングに要求されるテクニックは、キャスティングの正確さから始まって、リーリングテクニック、環境にあわせたルアーセレクト、その大胆なファイトと、どれをとっても十分楽しめる要素の多いフィッシングです。

これからケアンズでバラマンディーを狙ってみたいとお思いのあなた、いまから庭でキャスティングの練習をして、バラマンディーと対等に勝負です。

なめてかかると、手痛いしっぺ返しを受けることになります。

では、グッド・ラック!。