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ケアンズのジギング 2000年8月

「NO RUN,NO FUN」という言葉は、オーストラリアのアングラーの間でよく耳にする言葉である。

潮の動きが無ければ、魚が釣れないという意味で、これは洋の東西を問わずアングラーの間で常識になっている。

ケアンズでGTフィッシングを行う場合、ベイトフィッシュの群れに向かってキャスティングするのが普通である。このベイトフィッシュの群れはタカサゴなどのプランクトンイーターで、潮によってリーフの壁に当たったプランクトンが、潮が湧き上がるのと一緒に水面に湧いてくるのを捕食しているのである。

ダイビング中にGTが泳いでいるのを見かけることがよくあるが、それは決まってプランクトンイーターの群れが、盛んにプランクトンを捕食している下を数匹が一緒に悠然と泳いでいる場合が多い。

グレートバリアリーフで大型のGTを狙えるスポットとして最近よく日本に紹介されているリボンリーフでは、潮通しのいいポイントが多く、こういった光景をよく目にする。

潮の流れがなく、ベイトフィッシュが散ってしまっている場合は、単体で、リーフに沿って泳ぎ回りながら、出会い頭でベイトフィッシュを捕食しているようだ。その為、地形を読んでのキャスティングとなると、GTに出くわす確立はかなり低くなる。

一般的にGTフィッシングでベストタイドと言われるのは大潮の3~4日前、その次が大潮の3~4日後である。小潮で、しかも日中の潮位差が殆どない場合は、なかなかGTのバイトは得られない。

青木一寛さんのホシカイワリ
貴世子さんのゴールデントレバリー

今月の初旬にGTフィッシングで起こしいただいた青木さん御夫妻も、ちょうど小潮の潮周りで、2日間の釣行の内、初日に3時間程度、キャスティングした結果、ノーバイトでギブアップという状況であった。

ベイトフィッシュがいそうなポイントをチェックしてはキャスティングしたのだが、結局ベイトフィッシュの姿すら見つけられず、3時間を無駄に費やしてしまった。

そういったときは、すぐにジギングでもした方が、より楽しめる。

ケアンズ近郊では、潮の干満に合わせて、リーフの内側を南北に潮が走るようになっている。GTの場合はリーフの近くがスポットとなるのだが、潮があまり動かない場合は、リーフの近くでは潮がほとんど走らなくなる。ジギングのスポットは、この南北に走る潮汐流の真中の最深部にあり、潮の動きがあまりない場合でも、潮がかかるようになっている。しかも都合の良い事に、ちょうど潮があたりやすい場所にいくつかの沈船があり、魚が根つきやすいようになっている。

今回の青木さん御夫妻の場合も、ほとんど潮が動かない状況の中、2日間のジギングで充分満足のいく釣果が得られた。

特に今回はアジ科の魚が多く、15キロ前後のゴールデントレバリーを筆頭に、コガネアジ、ナンヨウカイワリ、ホシカイワリ等が面白いように釣れた。これら低層性のアジはGTと比べてもひけを取らないファイトで我々を楽しませてくれる。

ちなみに、ご主人の一寛さんは貴世子さんより一回り大きなゴールデントレバリーをあげてます(ご主人の名誉の為に)。貴世子さんは、この前に、上げられなくて途中でギブアップした1匹がありました。ご主人に代わったのですが、途中でラインブレイクしてしまいました。貴世子さん、今度は腕力をもう少し鍛えて、またお越しください。

 

追記

開さんのクィーンフィッシュ
 

8月の中旬からケアンズでも好天に恵まれるようになり、水温も日を追う毎に暖かくなってきました。中旬の大潮の頃は大型のクイーンフィッシュが上がっていたのですが、これが今シーズン最後かと思います。最後の幸運をものにしたのは、開(ヒラキ)様一行でした。参加者5名全員がクィーンフィッシュを上げる事が出来ました。

ケアンズ湾内では、バラマンディもメーターオーバーが立て続けに数匹上がっています。

いよいよ、ケアンズは本格的なフィッシングシーズンを迎えます。