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パプアニューギニア釣行記 その2 2000年9月

2日目。

6時前には目がさめる。ようやく東の空が白み始めた頃で、まだ太陽は顔を出していない。今日はいったいどんな魚が釣れるのだろう。

穏やかな海を西進する

朝食を済ませ、8時前にはアンカーを上げて出発する。そのまま西進し、ジャーマンマーカーという水路を抜け、外洋に出ることにする。

ボートを進めていくと、いたるところにカツオのボイルが見える。昨日も最初それを見たとき思わずボートを寄せてキャスティングしたが、小型のカツオばかりで動きも早く、スキッパーのアントンに「小さすぎるから無理、無理」と言われてしまった。

約40分程度走ったとっころで、ジャーマンマーカーの水路にあるポールが見え出した。

近づいて見ると、水路の最深部で20メートル程度、いたるところにリーフの浅瀬があり、浅いところでは10メートル程度である。潮もいい具合に下げ潮で走っている。

水路の距離は100メートル程度。これはGT狙いだと思い、GTロッドを取りだし、適当なところでボートを止め、キャスティング。いったいGTがほんとうに出てくるかどうか?。

一投目、何もなし。2投目、何もなし。3投目、何も・・・・。「ガバーッ!」。

突然30キロオーバーは確実にありそうな黒い影がポッパーに躍り出してきた。ポッパーが跳ね飛ばされ、水しぶきだけが海面に残る。「ウォー、デカァーー。」。 最初のキャスティングということもあり、俄然、気合が入る。

「ガバッ」。今度は1メートル程のサワラだ。

結局、この水路ではこの2回のバイトがあったが、2回ともフッキングせず、バイトのみに終わる。

そのままリーフにそって南下し、ジギングに適当な場所を魚探で捜したが、急深のドロップオフで、いっきに200~300メートルまで落ち込んでいて、ジギングに向きそうな場所は見当たらない。

ただ、リーフエッジに沿ってスリットが100メートル程おきに走っていて、潮が、インリーフとアウトリーフを流れるようになっていてGTにはうってつけのポイントだ。ジギングをあきらめて、すぐにキャスティングをすることに。

ただ、ここから一時間、全くの反応なし。潮が動いていないのが原因か、リーフがだんだん島に近づいてラグーンが小さくなってきたのが原因かどうか分からないが、とにかく釣れたのはバラフエダイのみ。

とりあえず、リーフと島との間のラグーンがほとんどなくなってきたので、あまり魚もいつかないだろうと判断して、北に反転し、ジャーマンマーカーまで戻り、そこからリーフに沿って北上することにする。

昼過ぎにジャーマンマーカーまで戻り、またキャスティング開始。なにぶん始めての場所でのこと。勝手が分からず、半日を無駄に費やしてしまった。

リーフの切れ目の潮通しのよさそうな場所を狙ってキャスティング。

相変わらず「赤い魚」(バラフエダイ)ばかりがバイトしてくる。ときにはサメもチェイスしてくるので、ポッパーを止めて、やり過ごすということも。

2回くらいサメのチェイスがあった後に、しばらくして、またサメらしきものが、ポッパーをチェイスしてくる。「またか」とおもいつつボートの10メートル程度手前で、ポッパーのアクションをポーズしたら、そのままその魚が、ボートまで泳いできたが、よく見ると30キロ程度のイソマグロであった。

あわててボートの下でポッパーを8の字に動かしてみたが、すぐに深みに消えてしまった。

他にもサワラやカスミアジもフッキングするが、どれも10キロから15キロ程度で、ボートに上げるのも手間なので、ルアーをポーズさせてやり過ごそうとするが、「赤いの(バラハタ)」だけは団体でひつこくバイトしてきてどうしようもない。

1時間程経ったところで、リーフのスリットの浅瀬でようやく池辺氏のロッドに待望のGTがフッキング。

15キロ程度の小型のGTであった。結局ボートの近くまで寄せてきたところでフックがはずれてしまった。とりあえずバイトがあったことに一安心。そのすぐ後で私のルアーにもバイトがあり、結局このGTが今回の釣行のファーストGTとなる。

その後は、リーフのスリット毎にキャスティング。潮も動き始め、ベイトフィッシュの群れもちらほらと出てくるようになった。その後、納竿までの3時間の間に4匹のGTをゲットする。サイズはいずれも10キロから20キロサイズの中型のものばかりであった。

1度、池辺氏のロッドに強烈なバイトがあり、いきなりロッドが絞り込まれたが5分程度のファイトの後に、あえなくラインブレイク。途中、ジギングにもトライするが、昨日1日、ロッドを脇に抱えてアクションさせていたせいか、二人とも、わき腹の筋肉痛がひどく、すぐにジギングはあきらめてしまった。

そうこうしているとアントンの「イエローフィンだ」という声に、指差している方角を見ると、リーフの遥か沖、大きな鳥山の下で魚がボイルしているのが見える。

アントンに、すぐに移動するように支持し、あわててキャスティング用タックルを用意する。

昨日のカツオがあまりにも移動スピードが早かったのを思いだして、なるべくキャスティングで距離の稼げる小型のポッパーを用意し、鳥山に近づくのを待った。

距離150メートル、100、80、50メートル。ここで2人ともキャスト。ポッパーがボイルのちょうど真中に着水し、巻こうとしたところですぐにバイト。すぐに潜り始める。どんな大きなイエローフィンだろうと思っていたら、上がってきたのはカツオであった。

結局、キャスティングできたのはこの1投のみで、群れの移動スピードが速すぎて、追いつけなかった。

これが2日目最後のキャストとなり、昨夜と同じタリリアイランドまで戻り投錨。昨日と同じようにビールと中華で、お腹を満たした後、明日の行程を確認する。二人ともわき腹の筋肉痛のため、明日は終日キャスティングすることで意見が一致。

日頃の鍛錬が足りないにわかアドヴェンチャーアングラーには、ジギングを2日間も行うのは至難の技だということがよくわかった。

そのあとボートのライトに寄ってきたイカを発見したので30分程、持ってきた餌擬をキャスティングする。1匹ゲットしたところで、満足し、ベッドへ。

「明日は40キロオーバーのGTをゲットするゾーッ!!」