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バラマンディのおかっぱり 2000年10月

ケアンズでバラマンディーを狙えるオカッパリポイントはそんなに多くない。

というのも、河口域はマングローブが生い茂り、なかなか川まで出られないし、よしんば出られたとしても、その途中でクロコダイルからの襲撃から身を守らなければならないという、命がけの作業が待っている。

これは冗談ではなくほんとの話で、特にバラマンディのベストシーズンである10月、11月はクロコダイルにとっても交尾期に当たり、彼らも活発に活動するようになるので、出くわす確立も高くなる。

幸い、海岸部はマングローブもなく、ケアンズ近郊の海岸線にいくつか点在する岩場がバラマンディーのオカッパリポイントということになる。

バラマンディのオカッパリポイントの条件は、起伏のある岩場である事と、潮の当たりがよく、潮陰にベイトフィッシュが貯まりやすい場所であることの2つである。ちょうど沖に向かって岩場が張り出しているような場所ならベストである。潮が流れ始め、この岩場の突端に潮が掛かってくると、その潮の陰にベイトフィッシュが集まってくる。そのベイトフィッシュを狙ってバラマンディがやってくるというわけだ。

潮周りは、大潮で、しかも干潮から満ち初めの2時間くらいがベストタイドになる。この潮周りで、しかも、それが朝まづめか夕まづめに重なれば言う事無し。 絶対に釣れます。 断言してしまいます。

ここ2ヶ月の間、ベストタイドになったら行こう行こうと思いながら、ベストタイドのときに決まって仕事が入ってしまって、かなり欲求不満が貯まっていた。10月末に、予期せぬ日に休みが取れ、ちょっと一振りでもと思って潮汐表を眺めると、「ムムムッ、ベストタイドではないか。これは出かけなければ。」と思いたち前日の夜から用意をして、翌日夕方5:00に照準を合わせ、出かけることにする。

ポイントはヨーキーズノブの防波堤の突端である。ウィークデイなら人もあまりこないし、車で防波堤の手前まで付けられるのも簡単で良い。

ケアンズの裏手のハーバーの左手にある石積みでもよく釣れるが、人が多すぎて、思った場所にキャスティングできないので、ここでは殆どやった事が無い。

他からの情報だと、パームコーブからポートダグラスにかけての岩場でもいくつか釣れる場所があるらしい。

この日は日本で仕入れたマリアの「エンジェルキッス」で釣ってやろうと心に決めていた。というのもこのルアー、購入後しばらくはタックルボックスの中に埋もれていたのだが、一度トライアルで泳がせて見たところ、動きが良くて、これならバラマンディもすぐに飛びつくだろうと思ったからだ。

この日は大潮の3日前、干潮は午後2:50。3時半くらいから始めればいいだろうと思い、3時頃ポイントに到着。

沖に伸びる港の護岸に沿って、キャスティングを始める。

潮の掛かりやすい突端部から20メートル程度手前から始めて、突端を回りきったあたりまで移動して行くのであるが、バイトするのは決まって突端部周辺である。

始めて10分程度のところでバイトがあって、大きな波が沸き起こったがフッキングしなかった。久々の手応えに、少し緊張しつつ、場所を移動するが、その後が続かない。10分後、どうにも我慢できなくなり、ルアーをラパラのハスキージャークに変えて、少し深度を下げて探ってみることにする。

このルアーはサスペンドミノーで、大き目のフックに変えてあるので、若干シンキング気味になっている。

突端から5メートル程度手前あたりは、いままでの実績も多く、いっそう気合が入る。

と、「ドッカーン!!」。ジャンプ。

いきなりのジャンプではっきりと姿が見えず、最初はGTかと思っていた。かなりのひきに絶えながら、ロッドをやり取りする。

またジャンプ。「オッ、やっぱりバラマンディ。」

通常バラマンディーは真上にジャンプするのに、今回は真横に泳ぐようにジャンプしたので思わずGTかと思ったが、やはりバラマンディであった。

突然、石積の突端を周りこみそうになり、ラインブレイクするかと思ったが、あやうく周りこんでなんとかしのいで、無事ランディング。

丸々と太った85センチのバラマンディであった。普段はリリースするのだが、カミさんがルアー代金を回収しろとうるさいので、ひさびさのバラマンディということもあって、今回はお持ち帰りさせて頂きました。我が家の猫もとっても喜んでおりました。


追記

ケアンズは本格的なフィッシングシーズンを迎えています。バラマンディーからGT、マーリンまで、潮周りさえ押さえればかなりの釣果が期待できます。写真はイシザキ様一行のファーストマーリンです。本来はGT狙いだったのですが、潮が合わず途中でトローリングをしたときに、最初の1時間でかかったものです。