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ケアンズのジギング 1999年11月

先日、本格的なジギングに始めて同行させてもらいました。

最近のソルトウォーター関連のフィッシング雑誌を読んでいると、いやがおうでも、情報は入ってくるので、ジギングに関してある程度の知識は持ち合せていましたが、ジギングは「すごい疲れそう」という印象が強く、元来渓流釣りのようなのんびりした釣りを楽しみたい私としては、あまり興味をそそられる方法ではありませんでした。

それにケアンズ近郊のインリーフでジギングをやってもあまり大物は釣れないのでは、という気持ちもありました。

海況に恵まれ、毎回アウターリーフ(外洋)に出られれば、大きなイソマグロや根魚が釣れるのは解っているのですが、ケアンズで外洋に出られるような恵まれたコンディションは盛夏の9月から12月に限られ、それ以外の時季はなかなか外洋に出られる程の好天に恵まれないのが実際です。

グレートバリアリーフは、もともと氷河期の水位が低い時に、海岸部の平野だった場所が、水位の上昇とともに水中に没してできたリーフです。したがって、海岸部から60キロ圏内のインリーフでは、平均水深が40メートル程しかなく、海底に起伏がありません。

そんなインリーフで、ジギングをやって、十分な釣果が得られるのか、という危惧がありました。

しかし、答は、意外や意外、「イエス」でした。

当日は大潮からちょうど3日目で、潮回りがよかったこともあったのでしょうが、ほとんど終日イレグイ状態といっても大袈裟ではないくらいの釣果に恵まれました。このすばらしい釣果に恵まれた原因は、ゲームフィッシングボートのスキッパー(キャプテン)の経験によるものと考えられます。

普段、カジキのゲームフィッシングで経験を積んでいる彼らは、ベイトフィッシングの動きを熟知しています。ブラックマーリンやセイルフィッシュが最も良く釣れる6月から8月にかけては、インリーフでも、多い日で1隻で4匹、5匹を釣ることは珍しくありません。

彼らは潮の流れと、魚探に映るベイトフィシュの動きを読みながら、マーリンを追いかけます。

ジギングのポイント選定も同じ条件で進められますから、彼らにしてみれば、マーリンフィッシングと全く同じ手順を踏むだけなのです。それが証拠に、ボートはいつものマーリンフィッシングと同じコースを終日たどっていました。

ゴールデントレバリーのダブルヒット
ホシカイワリ
 

最も多く釣れたのはホシカイワリ。GTをもう少し細長くしたようなアジです。ゴールデントレバリーもよく上がり、10キロクラスのゴールデントレバリーがトリプルフックしたこともありました。

いちばん型のいいゴールデントレバリーがフッキングしたときには、カルカッタ700のドラグを眼一杯締めても、全く歯が立たない状態でした。他にも型のいいスマカツオやヨコシマサワラも釣れ、この日参加された方は、大変満足されている様子でした。

ベイトフィシュの棚はほとんどが海底に近い場所で、海底から10メートル以内に当たりが集中していました。

マーリンフィッシングと同じコースでベイトフィシュを追っかけていく訳ですから、運が良ければ、マーリンのバイトにあたることがあるかも知れません。当然最初からマーリン狙いで行くのであれば、それなりのタックルを組む必要があるのでしょうが、どんなタックルを組めばいい物やら。通常インリーフでシーズン中に釣れるマーリンのアベレージサイズは50キロ前後といったところでしょうから、大きなイソンボ狙いと同じようなタックルでいいのではないでしょうか。

われこそは、とお思いのあなた、ケアンズでマーリンのジギングに挑戦してみませんか。時季は7月から9月がベストかと思います。

追記
先月のバラマンディーのワールドレコードですが、15キロラインクラスということでした。実際、釣り上げた際は40キロあったらしいのですが、正式に検量した際には37.8キロになってしまったということでした。そのアングラーは当日30キロ前後のサイズを他に2匹釣り上げていたらしいとのことです。