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ウエイパ釣行 1999年9月

9月5日より3泊4日でお客様の池辺氏に同行してウエイパに出かける。ケアンズより空路1時間、ヨーク半島の突端部、西側に位置するウエイパはクイーンズランド州でも有名なバラマンディフィッシングのポイントである。

昼過ぎにウエイパに到着したときは、ケアンズの盛夏を思わせる気温で、空から眺めるといたるところに自然発火したブッシュファイアーが見られた。

「暑い!。」

2時にガイドのデイブが迎えに来て、さっそくフィッシングへ。港から海岸部へ出て、直ぐの所で、クイーンフィッシュのボイルがあり、小手調べにポッパーをキャスティング。すぐにチェイスがあり、あっという間に1匹目をゲット。それ以後80センチほどのサイズが面白いように釣れる。1時間ほどクイーンフィシュ相手に肩ならしをした後、いよいよバラマンディ狙いのため場所を移動する。

最初は海岸部の岩場でショアキャスティング。その次にマングローブ域に場所を移しストラックチャーをピンポイントに攻める。2時間程当たりがないまま、時間だけが過ぎる。これから3日間、こんなタフコンディションの中でのフィッシングを強いられるのだろうかという不安がよぎる。

と、その時、突然、私のルアーにヒット!。と同時に倒木の反対側で80センチオーバーのバラマンディがジャンプ。

「ラインが切れる!。」と思い、多少の無理は承知で倒木の反対側から引きずり出そうとした瞬間に、いきなりラインブレイク。

「あっ・・・・。」

マングローブが深いことを想定して2メートのリーダー(50ポンド)を組んでいたのに、その手前でのブレイクであった。

今回、ウエイパに来る前に、バーブレスフックを用意したものの、なかなか踏ん切りがつかず、結局通常のフックを使用していた。その為に、しょっぱなからバラマンディにルアーがフッキングしたままラインブレイクという結果になってしまう。

「今ごろ、ルアー(ボマー、ロングA)を口に引っかけたまま泳いでいるのだろうか。」と思うと、やはりバーブレスにしておいた方が良かったと、後悔。

そんなことを考えながら、ルアーを付け替えるためにタックルボックスを物色していると、ガイドのデイブがバラマンディに持っていかれたのと同じルアー(ボマー、ロングA)を貸してくれることになったのだが、それがバーブレス。

丁度いい機会と思い、彼のバーブレスフックのルアーを3日間借用することになる。して、その結果は・・・。



2日目は8:00に港を出発。途中、クロコダイルが昼寝をしている光景を何度か目撃しながら、1時間程、ハイリバーの鏡のような水面をさかのぼる。小さな支流に入り込み、いよいよフィッシング開始。

この日は早朝6:00が干潮で、潮のひき具合が申し分なく、川岸のストラクチャーが確認しやすいため、ポイントを攻めやすい。

タグを打たれてリリースされるバラ。30cmほどのベイビー。

1匹目は、池辺氏のロッドに、流れ込みの濁りの中からヒット。40cm程の小型のバラマンディーである。私の方もすぐヒット。結局、私は午前中で5匹のバラマンディーをゲット。でも逃した数はそれ以上。フッキングはするのだが途中で逃げられてしまう。

いままで、一旦フッキングしたバラマンディーをこんなに逃がした経験がなく、どうも原因はバーブレスフックにあるらしい。特にフッキングした瞬間にジャンプされると、ラインが水中から完全に引きずり出されてしまい、テンションをかけようとしてもすでに遅く、ルアーが宙を舞ってしまう。特にこの日はアベレージサイズが40センチほどで、今まで釣り上げたバラマンディーの中でも小型のものが多く、フッキングした後のファイトが大型のものより活発で、それも逃がしてしまう原因の1つになっていたようだ。



3日目は、ウエイパの北側にあるミッションリバーに出かける。前日のバラマンディーはサイズが比較的小型のものばかりだったので、ガイドのデイブも気を遣ってか、大型のバラマンディーが出やすい河口部の岩場を最初に攻める事にする。水深1.5メートル程で、そこかしこにバラマンディが身を隠しやすい岩が点在し、大型のバラマンディ向けのポイントとしては申し分ない。

1時間程、キャスティングをするがチェイスが1回あったのみで、コッドが2匹釣れただけであった。

結局当たりがなく、ポイントを上流部に移す。支流の中に入り込み、昨日と同じようなポイントで再度フィッシング開始。昨日と同じようなテンポでフッキングしてくる。

この日はフッキングしたバラマンディはすべて取り込む事ができた。バーブレスフック対策としてこの日心掛けたことは、竿を立てるのをもう1テンポ遅くしたこと。そうすることでフッキングした直後の突然のジャンプを防げると考えた。もう一つは、当然のことながらテンションを強めにかけたこと。まだ1日だけの結果なので、このやり方で正解と断言するには早すぎるが、バラマンディ用のルアーをすべてバーブレスにさせるだけの釣果は得られたと思う。

結局この2日半で釣り上げたバラマンディーは2人で18匹。午後、潮が高く、その上、潮がほとんど動かない状況で、殆ど釣れなかったことを考えると、潮周りさえ合えばもっと釣れるはずである。

よくウエイパで1日20匹、30匹のバラマンディを釣った話をよく耳にするが、コンディションさえよければ、不可能な数字ではない事がわかった。

4日目はGTやクイーンフィッシュを釣りに行きたいというリクエストが池辺氏からあったので、デイブに相談すると、いいポイントがあるからと、こころよく引き受けてくれた。

フライトの関係で午前中半日のフィッシングなので、早めに出発する。海岸にそって1時間ほど走ったところで、フィッシング開始。

池辺氏が釣り上げたGT
クイーンフィシュをランディングするデイブ

魚のボイルもない海岸から20メートル程の所で釣れるのだろうか、といぶかりながらポッパーを2、3投したときに、いきなり池辺氏のポッパーに船の真下から大型のGTがジャンプして飛びか掛かってきた。瞬間、ラインブレイク。ルアーではなくラインにバイトしたらしい。俄然、キャスティングに熱が入る。

結局20キロ弱のGT1匹とメータークラスのクイーンフィッシュを数匹釣って納竿となる。

今回はバラマンディ用のタックルしか用意してこなかったので、12~14ポンドラインクラスのタックルしか持ち合わせていず、GT用に30ポンドクラスラインのタックルをデイブから借用した。

帰りに、ボートを走らせているとマンタを2匹発見。ボートをゆっくり近づけてマンタでも見せてくれるのかと思ったら、近づいたとたん、デイブがマンタめがけてルアーをキャスト。

「?、マンタでも釣る気か?」と見ていると、直ぐに何かがフッキング。結局釣れたのはコバンザメだったが、コービア(日本名「スギ」)やゴールデントレバリーが良く釣れるからということであった。「ウ~ン。恐るべし、プロガイド」。

これを読んでウエイパに出かけようと思っているあなた、バラマンディ用のタックルと一緒にGT用のタックルも用意して、滞在中1日は青物を狙った方が、よりウエイパを楽しめるはずです。

ケアンズは冬から夏に一足飛びといった感じで、日増しに暑さが増してきます。いよいよフィッシングのベストシーズンの到来です。

大型のバラマンディは河口付近に集まってきます。海では波が穏かになり、GTが集まるベイトフィッシュのスクールを発見しやすくなります。

マーリンのビッグトーナメントもこれから12月まで毎月開催されます。

いざ、ケアンズへ!。