オーストラリア、ケアンズの釣り情報
ケアンズは汽水域でのバラマンディー、グレートバリアリーフでのGT、ブラックマーリンのトローリングなど、海、川ともにそのターゲットとなるゲームフィッシュが豊富です。 しかもダーウィン、パプアニューギニア、ヨーク半島といった、さらなる聖域へのアクセスポイントとしても、日本からのアクセスを考えると最も便利なロケーションです。
ケアンズはオーストラリア大陸の中でもかなり北に位置し、熱帯性の気候です。年によって前後しますが、だいたい4月から11月までが乾季で、12月から3月までが雨期となります。 雨期といっても本格的な降雨は2月の中旬から4月初旬に限られます。2月から3月はケアンズ北方のニューギニア近海にサイクロンが発生し易くなり、海が時化ることもあります。 季節は日本と逆で7月、8月が冬となりますが、真冬でも日中はTシャツ、短パンなど、軽装で過ごせます。
ケアンズの気候と釣りのシーズン
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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平均最高気温 | 32 | 31 | 30 | 29 | 27 | 26 | 26 | 27 | 28 | 29 | 31 | 31 |
平均最低気温 | 24 | 24 | 22 | 22 | 20 | 18 | 17 | 18 | 19 | 21 | 22 | 23 |
水温 | 29 | 28 | 28 | 26 | 25 | 23 | 22 | 23 | 24 | 25 | 27 | 28 |
雨量(mm) | 399 | 441 | 464 | 177 | 91 | 51 | 30 | 26 | 36 | 35 | 84 | 167 |
ブラックマーリン | △ | × | × | × | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
セイルフィッシュ | ○ | ○ | △ | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ |
バラマンディ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
GT | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
※上記インフォメーションはケアンズエリアのものです。広大なオーストラリア大陸では、地域によりシーズンが異なりますので、ケアンズ以外のエリアに関する シーズナリティーは、お問合せ下さい。
ケアンズ周辺の釣り
バラマンディファーム(管理釣り場)
ルアー/フライ/餌釣り、ボートチャーター、1日/半日
ティナルーダム、淡水バラマンディ
沖釣り(餌釣り)、乗り合い/チャーター
トローリング、チャーター
GT/ジギング、チャーター
ヒンチンブルック島、ルアー/フライ
タウンズビル、ルアー/フライ
ケアンズのマーリン(カジキ)フィッシング
ケアンズといえばマーリンのトローリングがよく知られています。ちょうどケアンズ近郊のグレートバリアリーフの外縁部がマーリンの産卵場になっており、世界でも大型のマーリンの数が 最も多い海域として知られ、グランダー(1000ポンド、450キロを越えるサイズのマーリンのこと)が、かなりの確率で狙えるフィッシングスポットとして、シーズン中は世界中の アングラーがマーリンを求めて集まってきます。
6月~8月にかけての時季は、100ポンド前後のブラックマーリン、セイルフィッシュがよく揚がります。コンディションがよければ1日に5匹前後釣れることもあります。大型マーリンの本格的なシーズンは9月から11月で、毎月トーナメントが開催されます。この時季はグランダーも 期待できます。マーリンのルアーキャスティングは小型のサイズのマーリンが多く釣れる8月~9月くらいまでがお勧めです。それ以降はキャスティングにはサイズが大きすぎて向きません。 天候が最も安定しているこの時季は、オ船中泊での釣行も予定通り開催できます。この時季のソルトウォーターフィッシングは、ベストシーズンに当り、各ボートも、早い時期に予約で埋まってしまいます。10月から11月にかけての予約は、半年以上前から予約で埋まってしまうのが普通で、この時季に釣行をお考えの方は、 早めの手配が必要です。
ケアンズのGTフィッシング
ケアンズでは、GTは通年狙えます。ベストシーズンは9月~12月で、この時期は、水温も上昇し、波も殆ど無く、船中泊のトリップで遠出するのに最も適したシーズンです。 冬、5月~8月は、南東の季節風が強くなり、出船停止となる場合も出てきます。1月以降は、雨季が本格化するため、水が濁り始め、コンディションはあまりよくありません。GTフィッシングの釣果は潮周りにかなり左右されますので、釣行をプラニングされる場合は、必ず潮周りを確認して、ベストな日程で釣行に臨みたいものです。ベストシーズンのベストタイドでの釣行ですと、 1日で20匹以上の釣果も珍しくありません。
ベストシーズンは、マーリンのそれと重なっていて、かなり混み合う時期ですので、釣行をお考えの方は、最低でも2ヵ月前までには、ボートの手配を済ませるようにした方がいいでしょう。
ケアンズのバラマンディフィッシング
河口域でのフィッシングはソルトウォーターフィッシング以上にアングラーを楽しませてくれます。熱帯域のため、河川が多く、その河口にはマングローブが生い茂り絶好の魚の生息域と なっています。バラマンディーやマングローブジャック、クイーンフィッシュ、GT、フィンガーマークなどが釣れます。餌さ釣りからルアー、フライフィッシングまで、釣り方は問いません。
バラマンディーは雨季直前から雨季の時期にかけてが、最も釣れる時季です。11月1日~2月1日までは禁漁期となり必ずリリースしなくてはなりません。オーストラリアでは、 淡水のダムにバラマンディーを放流して、レクリエーションフィッシングとしてバラマンデーの釣りを楽しめるスポットがいくつかありますが、ケアンズ周辺では、ティナルーダムが、 大型の淡水バラマンディーが釣れるスポットとして有名です。
冬場はバラマンディーの活性が低くなりますが、反対に大型のクィーンフィッシュやGTが川の河口に入り込んでくるので、ライトタックルで大型の魚を楽しめるのもこの頃です。